緑寄席

可笑家きゃらめること、SSブロガーの よーちゃんさんからの情報で横浜市の緑区で緑寄席が開催されるとのことで、観に行ってきました。
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・この日は、はな家寄席と被っていましたが・・・
天秤にかけたら緑寄席になりました。金原亭小馬生さん以下、小駒さんなどの噺が聴けて且つ無料^^; そして席が座り心地の良いホールの椅子、はな家寄席の席は飲み屋の椅子ですから(^^ゞ

・50年以上ぶりの横浜線 中山駅
中山駅に最初に来たのが中学3年の冬、緑区の奥(現在は都筑区)の高校に受験するために願書をもらいに中山駅に来ましたが、50年前とは全く変わりましたね。
まあ当然ですかね(^^ゞ
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・緑公会堂(緑区役所)に到着
開場の13:30ちょっと前に到着しました。整理券が発行されているのですが既に400枚近くの券が出ているとか・・・整理券は直接公会堂に出向く必要がありますから予め整理券をもらいに行くことが自分の場合は出来ません^^;
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・無事入場できました^^;
整理券の配布枚数が400枚近くと言う事で「入場出来るのか?」と心配しましたが若干の整理券が残っていて問題なく入場出来ました。何と整理券番号が400番!!
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受付のところで よーちゃんさんが入場者の入りの具合を見ていましたよ^^;

・ほぼ満席に近い状態です
開演15分前の会場ですが、結構席は埋まりつつありますね。
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・開演に際し・・・
よーちゃんさんが舞台の袖で開演に際しての案内をされています。ちょっと緊張した面持ちの よーちゃんさん?
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配布されたリーフレットの裏表紙の隅によーちゃんさんの「きゃらめる企画」の表記が
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  館長さんの挨拶が終わり幕が開き、噺が始まりました。

・「たらちね」+三味線演奏:金原亭駒介さん
長屋で唯一の独り者の八五郎に嫁を取らせようと大家さんが話を持ってきます。
八五郎は嫁をもらう気はさらさら無し、とは言え大家さんからの縁談話ですから話を聞く事に、縁談相手の女性は歳は18で、良いところのお嬢様、お武家様の家での奉公が上がり戻ってきたと言う、話を聞けばとてもいい話。
八五郎「自分にとってこんな旨い話は無いだろう、何か裏にあるだろう」と、大家に突っ込みますと案の定一つだけ気になる事が^^; この娘言葉が「馬鹿丁寧すぎるほどの丁寧さ、且つ言う事が難しすぎて直ぐには判らない」と言う。だが八五郎、自分は言葉はぶっきらぼう、相手は馬鹿丁寧、でこぼこコンビで釣り合いが取れるかもと縁談をOKします。
何と早々に娘が八五郎の家にやってくる事に。
八五郎が結婚相手の娘に名を尋ねると「そも我が父は京都の産にして姓は安藤名は慶三、あざなを五光、母は千代女と申せしが、わが母三十三歳の折、ある夜丹頂の鶴の夢を見てはらめるがゆえに、たらちねの胎内を出でしときは鶴女と申せしがそれは幼名、成長の後これを改め清女と申しはべるなぁりいー」と。
八五郎、面食らいます。「だから大家さん残って居てくれって言ったのに・・・」と、
「たらちね」の最初の部分を噺た後は三味線で2曲ほど披露されました。
駒介さんですが、近々二つ目に昇進とか。

・「たがや」:金原亭小駒さん
両国の川開きの花火見物で両国橋の上は大変な人出でで身動きがとれない。花火が打ち上がるたびに「玉屋ぁ~」「鍵屋ぁ~」の掛け声が上がるが、「橋の上玉屋玉屋の声ばかり なぜか鍵屋と言わぬ情(錠)なし」の歌にもあるように、玉屋の掛け声が多い。
橋の上を通りかかったのが桶のたがを抱えた たが(「たがが外れる」のたがです)屋。見物人に押されたはずみに、たがが外れて馬で通りかかった武士の笠を飛ばしてしまう。
たが屋は平謝りに謝るが、怒った武士は手打ちにすると言う。いくら謝っても許されないたが屋は「切るなら、切れ」と開き直る。伴の侍が、刀を抜いて切りかかってくるのを、たが屋は体をかわして刀を奪い、切り倒す。
次の侍も切りつけてきたが誤って欄干に刀を食い込ませてしまった所に、たが屋は切りつける。こうなると群衆は皆、たが屋の味方で馬上の武士に悪口雑言、小石なんかをぶつけはじめる。
馬から降りた武士は槍を取り、たが屋めがけて突き出した。たが屋は刀で槍先を切り落としてしまう。槍先のない槍ではやりくりがつかず武士は槍を放り出す。武士が刀を抜こうとしたが たが屋のほうが早く、刀を横にはらうと武士の首が天高くスポ~ン。
群衆「たがやぁ~」

  ここで中入りとなりました。

・舞台の様子
開演中は写真は撮れませんが、演者が居ないところを一枚^^;
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  中入り後の後半の開演となりました。

・「太神楽(だいかくら)」:翁家(おきなや)和助さん
傘の上で毬の他色んなものを回したり、五階茶碗、土瓶の曲などを披露されましたが、生でここまでの曲芸を観るのって初めて。曲芸を観ながら「お~ぉ」の連発でした。

・「転宅」:金原亭小馬生さん
まくらで泥棒ネタの小咄を軽く2席と鯉泥の噺のダイジェストの後に本題となりました。
日本橋浜町の「黒板塀に見越しの松」の妾宅。金を渡して帰る旦那を妾のお菊さんが見送りに出てきた。これを見聞きしていた泥棒がその隙に座敷に入り込み残りの料理と酒を飲み食いし始める。
そこへ戻ったお菊さんに泥棒は「この段平物が目に入(へえ)れねえか」と紋切り口上でさっきの50円を出せと脅す。お菊さん 慌てず騒がず泥棒を煽て上げ 元は自分も仲間で高橋お伝の孫で「はんぺん」と言う。
もう旦那とは別れるから「アンタが気に入ったから夫婦になろう」と持ち出す。すっかり その気になって「今夜は泊ろう」ときた。たお菊さん「用心のため二階は剣術と空手の先生が居る」と。慌てた泥棒を「今はお湯に行っているから大丈夫」と引き留め「今夜は帰って明日また来て頂戴、三味線を弾くからその合図で家に入って」と泥棒に。
夫婦になるのなら祝言をと言うことで三三九度のモノマネを、すっかり夫婦気分の二人お菊さん、泥棒に「財布を見せて」と「金は女房が管理する」と札を財布から引き抜き小銭だけの財布を泥棒に返した「亭主の物は女房の物」「女房の物は女房の物」なんて丸め込んで金を巻き上げた。泥棒はつゆとも疑わず、じゃあ明日と妾宅を出て行く。
翌日待ちかねた泥棒さん。意気揚々と妾宅にやって来るが雨戸が閉まっていて三味線の音も聞こえない。そこらを一回りして来るがやっぱり同じだ。
向いの煙草屋で尋ねると昨夜お菊さんの所へ間抜けな泥棒が入ったという。お菊さんは色仕掛けでせまって泥棒と夫婦約束までさせた。すっかりのぼせ上がった泥棒は、平屋なのに二階と言われても気がつかない有様だったと言う。泥棒が帰った後、さすがにお菊さんも怖くなってお店へ知らせ、今朝早く店の若い者が来て荷物をまとめてご転宅引っ越して行った。そして町内の者はその間抜けな泥棒が現れるのを今か今かと待っていると言う。びっくり仰天、茫然自失の泥棒。
泥棒「一体、あの女は何者です」
煙草屋「もとは義太夫の師匠だったそうです」
泥棒「道理でうまく語り(騙り)やがった」

  これで噺はお仕舞い。公会堂を出ることになりますが、打ち上げに
  向かうため、噺家の皆さんや よーちゃんさん達が出て来るのを待ちます。

・近くの中華の店で
スミマセン^^; 来店時に写真を撮り忘れたので店を出るときの写真です(^^ゞ
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・お疲れ様でした
小馬生さんの音頭で乾杯となりました。写真はよーちゃんさんから頂いたものですが、何故か自分のカメラのシャッターが下りなかったんです^^;
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・これを頂きながら色んな話しを
美味しい中華を頂きながら、楽しみましたよ・・・
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  熱く語る翁家和助さんです。太神楽はトリの噺を継ぐ色物ですが
  色物の前の噺とトリの噺を上手く継ぐために出し物に苦労する
  そうです。
  そして5つの芸人としての心構えを話していましたが、心構えは
  誰にでも言えることかなって思いました。でも、その心構えが
  出来ていないんですよね。

・紹興酒にスイッチ
ビールから紹興酒にスイッチしました、良い感じに酔っぱらってきましたね・・・
小駒さんに注いで頂きました^^;
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・料理の続きです
まだまだ料理は続きます、かなりお腹も膨れてきました^^;
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  飲み始めて2時間半、そろそろお開きをってことでお店を出る
  ことに。

・最後に一枚
よーちゃんさんにとって頂きました、最初から打ち上げの最後までお疲れ様です。
写真に何処かで見かけた方が・・・左端の男性はJプロのぶんぶんさんです^^;
今回 彼も来場していました。
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  全員とりあえず横浜線で東神奈川方面に向かい、解散となりました。
  噺家の皆さん、よーちゃんさん、打ち上げ参加の皆さんお疲れ様でした。

では。

この記事へのコメント

2024年09月21日 07:09
先着300名で整理券ナンバー400って^^;
無事入れて良かったですね
入場無料でこのボリューム
緑区、太っ腹だなぁ^^
2024年09月21日 15:45
>さる1号さん
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。
凄いですよね・・・太っ腹の緑区ですよね^^;
2024年09月21日 20:05
楽しく充実した一日でしたねぇ~~(#^^#)
よ~ちゃんさんの、こんな真面目な顔って
記憶にないかもしれないです♪
小馬生さんの噺、聞きたかったです。
最後のお写真「あれ?今日ってJプロさん、出てた?」って
思ってしまいましたぁ(#^^#)
2024年09月22日 04:30
>Rchoose19さん
おはようございます、いつもご覧いただきありがとうございます。
この日、彼は仕事として ここに立っていますからね・・・
2024年09月22日 05:22
楽しまれましたね!
主催が緑公会堂・・・区の主催だったのでしょうか?
2024年09月22日 13:06
>斗夢さん
こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。
緑区主催ですよ、保土ケ谷区にはこう言った催し無いのかな・・・
2024年09月22日 15:16
無料でこのお料理ですか!!

jebbitsは、ボンビーサークルなので何も出ないけど
来年は来てね (^∞^b
2024年09月24日 04:06
>ちょろっとぶぅさん
おはようございます、いつもご覧いただきありがとうございます。
さすがに打ち上げは割り勘です^^;
来年は都合付けて寄らせてもらいますね。
2024年09月24日 12:28
100名以上の余裕を見ての先着順なのですね。
横浜線の駅はどこも小さかった記憶がありますが、
今は立派なホールがあるのですね!
2024年09月24日 19:46
>みちさん
こんばんは、いつもご覧いただきありがとうございます。
よーちゃんさんに聞いたところ、整理券を配って来館するのは8割
と言うことでした。それにしての立派なホールですよね。
で、横浜線。自分が初めて乗ったときは複線化されていたのは
小机まででした^^;